STORY


あらすじ

すべての行方は遺伝子が知る

すべての行方は遺伝子が知る

ボディーガードから殺しまで、〝武力〟を売る国際組織〈BLOOD THIRSTY 〉。

No.2の実力を誇るフィアスは、かつての恋人・龍頭彩の死の真相を掴むべく日本にやってきた。相棒の何でも屋・本郷真一と捜査をする過程で、ある組織の名が浮かび上がる。
〈サイコ・ブレイン〉――17年前に日本で起こった大量殺人事件「3.7事件」、そして5年前に殺された彩の「日本人女性殺害事件」――これらはすべて、彼らの暗躍によるものだった。
〈サイコ・ブレイン〉の目的は何か。そして、自身の生い立ちに関わる遺伝子の秘密とは……?

煙草の煙とともに過去と現在が交錯するとき、宿命という名の真実が彼の前に姿を現わす。

CAUTION

この小説は、猟奇的・暴力的・性的表現を含みます。

Previously on BLOOD THIRSTY 02


前回までのあらすじ

IN JAPAN

守る者もないのに、なぜ戦う?

AM5:00、横浜の倉庫街に血まみれの男が佇んでいる。戦闘という名の一仕事を終えたばかりだ。
そんな彼の前に、本郷真一と名乗る青年が現れる。
真一は、犯罪組織から生命を狙われ、アメリカへ逃亡を図ろうとしていた。
ボディーガードの仕事を任された彼ーーフィアスは、真一の能天気な言動に嘆息しつつ、自由の国への逃避行に同行する。

準備中

TRIGGER COMMAND ZERO

アメリカへ渡ったフィアスと真一は追跡者を撃退しつつ、逃亡を続けていた。
真一の挙動に疑惑を持ったフィアスは、銃を構えて詰問する。
そのとき、敵からの硝煙弾雨が周囲を席巻する。逃亡者であったはずの、真一の本当の狙いとは何にか?
そして、五年前に殺された日本人女性・龍頭彩とフィアスの間にある繋がりとは?

準備中