毎年行われる大学の卒業演奏会では学年一の優秀生がピアノ・ソロを担当する。曲目は「卒業のエチュード」。 2018年、ピアニスト志望の「私」は駅で徘徊している男性を助ける。 彼の名前は大崎湊人。ピアノを前にした湊人は世にも美しい「卒業のエチュード」を奏で始める。 「月に吠える文学賞」最終選考候補作。
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