あらすじ


火山(ひやま)セツナは17歳の高校生。
お菓子作りと手芸が好きな、ごく普通の女の子。
ただし、海にそびえる巨大な砦海砦レムレス≠ノ暮らしている。
発明家の楠木(くすのき)ネムル、陸上部の水上渚(みかみなぎさ)は砦に移り住んだ頃からの幼馴染だ。


夏休みが差し迫ったある夜、セツナの前に「探偵」と名乗る男が現れる。
「会いたかった」とささやかれ、突然抱き締められるセツナ。
この探偵、目的も分からなければ何から何までとってもアヤシイ……。


不審がるセツナに探偵は、「灯台祭」について尋ねる。
「灯台祭」は夏の終りに行われるかけがえのないお祈りの儀式。
というのも、レムレスに住まう者たちは儚く悲しい運命を背負っていて……。


終らない一夏に繰り広げられる、大人と子供の青春グラフィティ。





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